2018年 本とか映画とか

Kenta Kudo
5 min readDec 30, 2018

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こんにちは。ロンドンの冬は、寒さこそそれほど厳しくないものの日が短く曇りがちなので愉快なものではありません。春が待ち遠しいです。

今年読んでよかったなっていう本をいくつか紹介します。

正直細かい部分はよくわかりませんでしたがストーリーは衝撃的で想像力であれだけ殺人犯の心理と狂気を書ききるのは本当に驚きです。今でも自分がその心理を共有しているかのような感覚を抱けるほど生々しいものでした。一方ロシア語原著が英訳されたものを「よくわからない」言いながら読むのにナンセンスさを感じたので次は背伸びせずに日本語で読もうと思います。

ウィンドウズ開発でマイクロソフトの成功に大きく貢献した中島聡さんによる仕事術に関する本です。同じプログラマとしてだけでなく仕事一般に通じる本で、これまでの経験にも当てはまることばかりで納得しつつ読みました。この本を読んで以降仕事に対する意識がガラッと変わりました。こういう本に抵抗があるという人もいるとは思いますが一読おすすめします。

同じ分野の本を同時にいくつも読むというのは今年を通じて実践していましたが、この本では”シントピカル読書”として紹介されています。何かを学ぶための読書方法のほか小説の読み方なども紹介されており、読書の効率を上げたい人におすすめしたい本です。

今年読んだ本一覧です。

技術書ばっかりになってしまいました。来年は技術書以外の本ももっと読みたいと思ってます。おすすめがあればぜひ教えてください。

今年見た中で特におすすめしたい映画です。

オスカー主演女優賞、Francis McDormandの演技は流石でしたが個人的にはMargot Robbieを応援していました。助演のAllison Jannyのキャラが少し強すぎたなーと思います。ストーリーは実際にあった事件を元にしたもので、脚色が強すぎるという批判もあるようですがそれだけにドラマチックで見終わったあとはショックを引きずりました。Margot Robbieには次こそぜひ取ってほしいです。

1990年代のパリが舞台、エイズ団体を題材にしたフランス映画です。決して楽しい映画ではありませんが、感情がむき出しで描かれ没入してしまい見終わった後は失恋のような感覚が今も続いています。色や音楽の使い方も印象的でした。今年映画館で見たので新作かと思っていましたが2017年の映画で、日本でも公開されていたようです。

ゲイであることをカミングアウトできずにいるティーンの学校生活を描いた映画です。飛行機で見ましたが、家族に打ち明けるシーンは涙が止まらず、周りを気にせず泣いてしまいました。コミカルなシーンもあり音楽の使い方などもよくて見ていてとても心地よい映画です。

こちらが一覧です。

来年は有名どころをもっとおさえたいなって思ってます。おすすめをぜひ教えてください。

さて。ニュースでご存知の方もいると思いますが、メルカリのUK事業は残念ながら撤退します。サービスローンチの少し前にジョインして2年と少し、とても貴重ないい経験ができました。最後サービスをクローズするまで頑張りたいと思います。

今後に関してはどうするかすごく迷っています。

大学を卒業して強い希望もなく”とりあえず”でプログラマを選んだ時に「3年間全力でやってやめてしまおう」と冗談半分で思っていましたがあっという間に3年半が経過してしまいました。「やり尽くした」という境地には程遠いですが機会に恵まれ3年間でとても多くのことを学べました。あいかわらずプログラマとしてやっていくことには強い希望もなく、それ故にプログラマとして到達できるところもたかが知れているなと思うんですけども他にやりたいことがあるわけでもないし、なんだかんだプログラマが向いているなとも思うので結局これまで同様に「走りながら考える」というのを続けるしかないかなというのがモヤモヤしつつも今のところの結論です。

具体的に何をするかはまだ決めていません。今自分にとって一番成長できる選択肢を残りの時間で見極めたいと思っています。日本に戻るタイミングはまだ未定ですがいろんな人の話を聞きたいと思っているのでぜひ気軽に連絡ください。

では良いお年を。

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